ホテルの鍵をなくしたら

hotel_key去年の冬、家族旅行で北海道に行った。札幌市内のホテルに2泊したのだが、初日の夜は偶然近くの川で花火が上がり、スターマインを堪能することができた。予想外の、しかも値段以上のオプションに、今年の運を全部使っちゃったかもしれないね~なんて冗談を言っていた。今年の運全部とはいかないまでも、その旅行の運全部なら、そのとき使い果たしてしまったのかもしれないなーと今思えばそんな気がする。
旅行にこれるのも、祖母の徘徊対策がしっかりできているからです。
ヘルパーさんに頼んできたのですが、ヘルパーさんも泊まる時には寝なければならない。
となると、夜間徘徊を防ぐ必要があります。徘徊防止用の鍵を設置してもらったので、今こうしてヘルパーさんに頼んで旅行に来る事ができています。

その後の残りの旅は散々なものだった。当初天気予報では雨なんか降らないはずだったのに、旭山動物園では豪雨に見舞われた。北海道とはいえ、真夏だというのに長袖を着てブルブルと寒さに震えていた。体を温めようと、旭川帰りに寄った有名なラーメン屋は定休日だったし、仕方なくその近くにあった居酒屋さんに入ったものの、高い割にまずいという散々な店を選んでしまって後悔した。

@nifty:デイリーポータルZ:ドアスコープで魚眼写真

そして極めつけは、部屋に這う這うの体で戻ったときだ。夫がホテルの鍵を出そうとしたところ、突然「あれ?あれ?」とか言いながら自分の体をまさぐりだした。どうやらホテルのルームキーを失くしてしまったらしい。チェックインのときにカードキーを2枚もらっていたのだけど、1枚は部屋に置いたままだ。私達は仕方なくフロントに事情を説明し、ホテルの人にカギを開けてもらった。カードキーなので弁償しなくてよかったのが幸いだった。
ほとほと疲れ果てた私達は、シャワーを浴びるとすぐにベッドに横になって眠った。――だが私は急に不安になり目が覚めた。もし夫が落としたキーを誰かが拾って、夜中この部屋に侵入してきたらどうしよう。念のためドアのチェーンをかけたけれど、私はその後気味が悪くて結局一睡もすることができなかった。

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翌朝夫が「あぁ、よく寝た」と呑気な様子を見せたので、溜まっていたイライラが爆発してしまった。貴重な北海道旅行の最終日、私達夫婦は一言もしゃべらずに家路についたのである。